日々何気なく往来しているいつもの道…ふと見れば「なんだこれ」な物体を目にすることがあります。
2016年6月に見つけた電話ボックス、その後も気になりつつの放置してたので、記録のために投稿してみました。
廃墟ならぬ
とある海岸沿いの公園にぽつりと立つ電話ボックス。
夜ともなれば明かりらしい明かりもなく、真っ暗になるこんな寂しい場所にこそ、電話ボックスは必要なのかも…と思いながら近づくと。
あれっ!?
肝心の電話がない!
な、なんと…この電話ボックスは既に廃墟、いや廃電話ボックスだったのか…。
電話がないから、子供たちの電話ごっこにも使えないし。
(公衆電話であそんではいけません)
中身すけすけだから、かくれんぼにも使えないし。
NTTって電話だけ撤去してボックス放置なのでしょうか。
もう電気も通ってなくて、電話もなくて、このボックスはただの空き箱なんでしょうか。
移転でした
いろいろ考えながら近づいてよく見てみると、ボックスに1枚の張り紙が。
お客様へお知らせ
この公衆電話は皆様にご利用いただいておりますが、公衆電話BOX建替え工事のため、6月9日より電話機を取り外しいたします。
BOX建替え工事完了までの間は電話のご利用ができなくなり、ご不便をお掛けいたしますが、ご協力よろしくお願いいたします。
なーんだ、建替えのために一時取り外してあるということでした。
たまたま私がここを訪れた日が、電話機を外し、かつまだ建替えも実施されてないというタイミングだったんですね。
それにしても。
「皆様にご利用いただいておりますが」
という一言に、ああ、まだ需要があって活躍しているのね、と感じ胸熱。
携帯電話が普及して、赤電話はもちろん、肌色の電話、緑のちょっとごついやつなど、公衆電話も見かけなくなりました。
カード式公衆電話が主役だった頃は、お土産や記念品としてよくテレホンカードをもらってたなあ~。懐かしい。
建替え後の姿
(2016.12更新)
あれからだいぶ経ったけど、あの電話ボックスどうなったかなあ…。
そう思いつつ、なかなか現場に確認しに行けていなかったのですが、ようやく再びあの場所に行ってきました。
おおっ。中にちゃんと電話機があります。
電話機がなかったときのボックスと比べると、ボックスの大きさや材質が微妙に変わっています。
ピカピカの電話機。
といっても設置から数ヶ月経過、新品の状態ではないようです。
さらに、電話機の下部に取り付けてある鉄板?は古いものをそのまま使っているのか、若干サビています。
写真を撮影した日はよく晴れていて、すぐそばのグラウンドでは少年たちが野球をしていました。
地域の方々が利用されている公園の安全を見守るように立っている電話ボックスに、なんとなく心が和みます。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。