はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」。
遅ればせながら文庫化されたことを知って買いに行きました。
よく行っている書店の文庫の棚でなかなか見つけられず、ちょっと恥ずかしい思いをしたのでネタにしてみました。
文庫版がほしい
はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」という本を買いに行きました。
この本は、2015年1月に四六版で出版されていて、2016年6月に文庫化されたものです。
気になりつつ文庫化されたのを知らなかった私。
最近Twitterでブロガーの方々が話題にされていて気付きました。
文庫化されてる!これは買いだ!
で、買い物ついでにショッピングセンター内にある書店に行きました。
「半径5メートルの野望」を読んだ感想については、別の記事 で詳しくご紹介させていただきました。
内容が気になる方は こちら へどうぞ。
この記事は、本の内容ではなくて、本を購入した書店での出来事について書いた記事です。
自分で探したかった
自慢じゃないけど私、自宅から車で1時間圏内の書店なら、店内のどこにどのジャンルが置いてあるかだいたい把握しています。
週3~4回書店に行ってりゃ、ご用のないコーナーのこともだいたい把握しますわね。
今日行った書店も、そういう書店のひとつです。
目的の本が決まってるので、自力で探すつもりでした。
できれば店員さんの手を煩わせたくないと思っていました。
まず店内端末で在庫状況をチェックして、文庫コーナーの著者「は」の棚に行ってみました。
…見当たらない…?
もう一回探してみます。
「は」…「は」…ないなあ。違う文庫の棚かなあ。
実用書のコーナー、エッセイのコーナー、自己啓発のコーナー、思い当たるところを探してみましたが見つからない。
店内だいたい把握してると思い込んでる私ですから、できれば店員さんに聞かずに自力で見つけたかったんです。
でも15分ほど探して見つけられず、結局店員さんに聞くことに。
私「すみません、この本(プリントした在庫情報を見せる)文庫コーナー探したんですが見つけられなくて…。どこのコーナーにあるかだけ教えていただけますか?」
店員さんは黙ってプリントを受け取ると、おもむろに店内へ歩いていきます。
足長い!足早い!私は背が低くて足が短いので、早足で一生懸命ついていきました。
店員さんは、さっき私が探したコーナーに着くとすぐ目的の本を取って差し出してくれました。
え!?なんで!?さっきあれだけ探して見つからなかったやん!?
お礼を言う暇もなく、やや不機嫌そうに立ち去る店員さん…うわー!
「こいつどこに目ェつけてんねん」って思ってるー!絶対思ってるー!
内心とってもうろたえつつ、いつまでも店内にいるわけにもいかない…。
書店に行く前に買った生肉持ってたもので。
仕方なしレジに向かいました。
レジ担当者は別の人で、さっきの店員さんはレジ横でPCをいじってました。
精算を終えた私は、自分の気まずさをなんとかしたくて、レジの方と作業中の方、1人ずつに「ありがとうございました」と挨拶しました。
レジ担当の方はにこやかに応じてくださったのですが、作業中の方は顔も上げてくれず…。
忙しかったんだと思う、思うけど…私は更に気まずい気持ちになったのでした。
自分で探せなかった経験ありますか?
滅多に書店に行かないなら、店員さんに聞けば早いですよね。
ネット書店で購入すればこんな経験することないですよね。
私は、いつも行く書店で店員さんと同じ場所を探したのに、自分で見つけられなかったのがとってもショックでした。
そんなに気にすることない!
そう言ってくれる優しいアナタ、ありがとうございます。
しかし思い返せば、私はこの書店の文庫コーナーで、在庫があるにも関わらず見つけられなかったの2回目なんです。
どうして見つけにくいのか?
この際なので考えてみました。
今回の状況
文庫コーナーの書棚は高さ2mくらいで6~7段あったと思います。
著者名を50音順に並べてあり、ところどころ著者名のインデックスが差されていました。
インデックスのある著者の作品は、出版社まぜこぜでまとめて置かれています。
インデックスのない著者の作品はインデックスなしのまとまりで、だいたい五十音順に陳列されています。
「は」の棚はやや下段からスタートして、隣の棚の上段へつながっていました。
私はこの棚を見たとき
著者インデックスありを並べた後に、インデックスなしがある
と思い込んでしまいました。
図の右上に続けてインデックスなしが並んでいるはず、と。
探していた著者は「はあちゅう」さんなので、まず「は」行インデックスあり著者の先頭を確認しました。
図の下段左端です。
ここになかったので、インデックスなしの「は」を調べるために、視線を右上に移してしまいました。
インデックスなしの「は」は、インデックスありのすぐ上の段にあったのですが、私の中ではその位置にあるのは”「な」行インデックスなし”のはずと思い込んでいるので、まったく目に入らず。
見つけにくい理由
そこにあるのが分かっているのに、どうして見つけられないのか。
考えてみて大きく3つ思い当たりました。
文庫コーナーが複数箇所にある
この書店の文庫棚は3つに分かれています。
ひとつは今回探した文庫のコーナーで、角川文庫、新潮文庫など出版社が混ざった状態で著者名の50音順に並んでいます。
もうひとつは中経文庫などビジネス、実用関係の文庫のコーナーです。
さらにもうひとつは、新刊コーナーですが、「新刊」の扱いとなる期間が分かりにくく、時期を問わず関連書籍が並んでいることもあります。
おそらくここにあるだろうな、とアタリはつけて探すのですが、見つからないと「ここじゃないのかも?」と別のコーナーを探してしまい、余計に時間がかかっていました。
出版社ごちゃまぜ陳列
ビジネス・実用系の文庫は文庫種類別に並んでいるのに、はあちゅうさんの本があった棚は著者ごとにまとめてあるため、出版社は入り乱れていました。
出版社や文庫の種類が同じだと背表紙をチェックする際に色や文字のデザインが共通のかたまりがあるので見分けやすいです。
出版社が混ざっていると、著者名とタイトルの位置が逆だったり、色やフォントが違ったりと目が迷います。
50音インデックスと著者インデックスが同じデザイン
目的の文庫棚には50音を示す「あ」「か」というインデックスと、著者名のインデックスが差されていました。
分類としては、50音が大きなまとまりで、著者名はその中の小さいまとまりになるのですが、そのインデックスが同じデザインなので、区切り位置がわかりにくかったです。
大分類と小分類のように、50音見出しと著者名インデックスのデザインが違っていると、50音の区切りを間違えることはなかったなと思います。
見つけやすい書店の特徴
逆に文庫本を探しやすいと感じた書店の棚を思い出してみました。大きく違う点が2つありました。
棚が低く横にながーい
目の高さを上下にあまり動かさなくても全体が見渡せるので、どのあたりに何があるかをぱっと把握しやすかったです。
また、横に長いので通路に沿ってインデックスを見渡すことができるのも特徴的です。
出版社別に並べてある
出版社別、文庫の種類別に並べてあるので、店内検索機でプリントした情報から棚の位置を特定しやすかったです。
探すポイントが絞られているので、そこだけ丁寧に集中して探せばいいんですね。
先述の書店だと「出版社○○の文庫」で探す場所が複数あるため「もしかしてここにはないのかも」と思って意識も分散してしまっていたようです。
結論
文庫ならココ、ビジネスならココ、と探しやすいお店を決めておこうと思いました。
できれば店員さんに聞かずに自力で探したいんですよ。
かといって、書店側にも店舗の広さや会社の方針があるみたいですし、探しにくいと思ってるのは私だけかもしれない…。
なので、自力で探せる店舗で購入することにします!
最後にひとこと言わせてー
店員さん、お忙しいとは思いますが、挨拶したら顔くらいあげて下さいよ。
めっちゃ気まずかったですよ(涙)
最後まで読んでくださってありがとうございました!